退任したヘルパーさんからのお手紙

2017年03月7日 | カテゴリー :サポートセンター

 自立支援法が施行された平成18年から勤務しておりました、わくわくサポートセンターのヘルパー業務をこの度退きました。買い物や映画、カラオケ、ボウリング、プールなどに付き添う移動支援が中心で、年齢は小学生から60歳くらいまで。このため、ある時は祖父・父親のような役割であったり、またあるときは友人・兄弟のようなつもりで接してきました。利用者の皆さんが、果たして喜んで下さっているのか、満足していただいているのか、そんなことを考えながら、ちょっとした表情の変化も見逃さないようにしてきました。自宅や、グループホームへ帰ったときの「ありがとう」の一言に何度も救われました。数えてみますと11年間で100人以上の利用者の皆さんと出会うことができ、多くの感動もあり私の人生の中で貴重な財産となりました。この仕事の醍醐味を味うことができ、皆さんに感謝の気持ちで一杯です。

今年から認知症の母親の介護に専念しています。まさに老々介護です。食事や排泄の介護も家事援助の経験が役立っています。私の ②好きな言葉に最澄の「一隅を照らす」があります。社会のどこにあっても、その立場、立場においてなくてはならない人になる。金曜会に集うみなさんは、まさにこの言葉の実践者です。今後も障害者福祉の向上と充実に向け頑張ってください。私も、ボランティアとしてまたお手伝いをさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました。(横山 典和)